2021年6月5日土曜日

Blog Vol.61 自分の声の好き嫌い得意苦手

 


僕は歌い手なので役者がいろんな役を演じるように楽曲の世界観やメッセージによって唱法だけでなく発声そのものを変えることがあります。

(例えばプレイリストの中では Fly me to the moon と 泣き笑いのエピソードでは違う歌声・唱法)幸いなことに「いい声ですね」といってくださる方も。ありがとうございます。

歌う声と話す声は基本違うわけだけど、やはりいままで好きなアーティストやジャンルなどの影響を強く受けています。合わせて過去や目指す生き方みたいなものもにじみ出るんだろうなと思ったり。

基本抑え気味に歌うのが僕の特徴でもあるけど声量は結構ある方だと思っている。ただ声を張ったときの響きは自分ではあまり好きじゃないのです。

好きなジャンルのR&Bやソウルまたゴスペルではいわゆる黒人の金切り声的な張りのある声出したいけどなかなかうまく出せない。

一方 Luther Vandross のようなパワーがある黒人の歌い手にも関わらず押さえき気味に繊細なシルキーヴォイスで歌うシンガーにとても憧れてきた。

ポップスなど邦楽のカバーを歌うときもそのような発声に自然となるしその声は自分でも好きなところでもある。

地声からファルセット(裏声)にする瞬間とかはとくに強く意識したり。

日本人では高橋真梨子さんの歌声。張りのある声だけど敢えてサビで一瞬声を飲み込むというか引く感じがなんともシビれるんですね。

男性では玉置浩二さんや久保田利伸さんは歌い手として凄くて大好きでよくカバーもするしリスペクトするけれど憧れの対象ではないんですね。

また絢香さんの倍音成分の多い地声もとても好み。

特に中音域では僕も目指すところ。息と声が合わさったいうか息と声の中間というかその辺の音をいい感じで歌声として出せているときはとても特徴的に自分らしく感じることも少なくない。

逆に中音域で無意識に歌うとベターっとした感じというか無表情な声になってなんとも不愛想になってしまう。(曲によっては敢えてそのように歌うこともあるけど)

Life is music. Life is voice. 歌は人生。人生は歌。奥深いものです。それを表現する音楽・楽曲。歌い手である僕にとっては歌声そのものが人生。

人生後半に差し掛かってきたけどまだまだ自分らしい歌声を求めて精進していきたいものです。

🌎 Live

~ Songs ~  Shuken's Bar #3
 6.22 Tue. Cafetsumuri 19~20:30  MC \500-
 生の歌声もお楽しみくださいね♪

🌏 Music Clip

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【 Shuken Sings Songs 


2021年3月9日火曜日

より率先避難者でありたい


10年の節目に3.11が近づくにつれ様々なドキュメンタリー番組などが報道されていますね。

中でもNHKの「津波避難…何が生死を分かたのか」というドキュメント調査番組はとても興味深く「あの人の言葉に耳を傾けてなかったらきっと死んでいたと思う」というある女性の言葉がとても心に響きました。

「率先避難者」という言葉を知りその少数の行動や声掛けから避難の連鎖が拡がっていったことで多くの人たちが助かったことが10年にわたる調査の行動データからわかったきたとのことです。

僕は普段から危機に対しては早めの準備や対応を心がけてきました。ときにまわりから「大げさ」とか「びびり」と言われてもです。

幸い今までは大事に至っていないけど生死は想定を上回ったところにあるといつも思うのです。

◎東日本大震災時

10年前の3.11 大地震発生時はコンクリート2F建ての1Fで仕事をしており、経験のない大きな揺れで「2Fがつぶれたら死ぬ」と直感し同フロアにいた5~6人に外へ出るように伝えすぐに僕は広い駐車場がある外へ出ました。

しかし皆は机に座ったまますぐに外へ出ることはありませんでした。(しばらくしてゆっくり出てきたけれど)結果建物は崩壊することはなかったけれど何が一番安全だったのかは今も疑問です。

◎令和元年台風19号大水害時

地域の避難所で2泊した様子は以前ブログにもアップしたけれど金曜夜には30帖はある大きな部屋に僕と70代の女性と避難者は2人だけ。翌日土曜には徐々に増え10数名が避難してきました。



金曜夜には友達と約束があったけれどその日の昼前に僕の地元地域広域に停電が発生したと情報が入り急遽予定をキャンセルして台風ピーク前日に避難所に入ることを決めました。

確か台風が落ち着いて数時間たってから東北地方などでは河川が氾濫して死者が多数。誰もが大丈夫だと思ったときに起こった想定外の河川氾濫…。

不幸中の幸いで自分のまわりの地域はそう大きな被害はなかったけれど、たとえ何をいわれても誰かや自分の命を守ろうとする早めの積極的な行動は大切だと今も強く思っています。

なぜなら今まで情報でここは大丈夫だとの判断でも想定以上がおきるのが「大災害」なわけだから。

◉ 教訓

多くのデータや分析、そしてそれらの報道。3.11が近づくにつれほんとに毎日たくさんの番組が報道されています。すべては見れないけれど大切なのはもし自分が今度そんな場面に遭遇したらどう行動(口動)したらいいのかにもう一度向き合っていくことだと思っています。

僕は今まで最善とは言えないかもしれないけれど率先避難者のようであったように思うが、有事にはより一層突っ込んだ「率先避難者」でありたいと心からいま思っています。

自分はもちろん避難連鎖の先にいる見知らぬ誰かのために・そして身近な人のために。