10年の節目に3.11が近づくにつれ様々なドキュメンタリー番組などが報道されていますね。
中でもNHKの「津波避難…何が生死を分かたのか」というドキュメント調査番組はとても興味深く「あの人の言葉に耳を傾けてなかったらきっと死んでいたと思う」というある女性の言葉がとても心に響きました。
「率先避難者」という言葉を知りその少数の行動や声掛けから避難の連鎖が拡がっていったことで多くの人たちが助かったことが10年にわたる調査の行動データからわかったきたとのことです。
僕は普段から危機に対しては早めの準備や対応を心がけてきました。ときにまわりから「大げさ」とか「びびり」と言われてもです。
幸い今までは大事に至っていないけど生死は想定を上回ったところにあるといつも思うのです。
◎東日本大震災時
10年前の3.11 大地震発生時はコンクリート2F建ての1Fで仕事をしており、経験のない大きな揺れで「2Fがつぶれたら死ぬ」と直感し同フロアにいた5~6人に外へ出るように伝えすぐに僕は広い駐車場がある外へ出ました。
しかし皆は机に座ったまますぐに外へ出ることはありませんでした。(しばらくしてゆっくり出てきたけれど)結果建物は崩壊することはなかったけれど何が一番安全だったのかは今も疑問です。
◎令和元年台風19号大水害時
地域の避難所で2泊した様子は以前ブログにもアップしたけれど金曜夜には30帖はある大きな部屋に僕と70代の女性と避難者は2人だけ。翌日土曜には徐々に増え10数名が避難してきました。
金曜夜には友達と約束があったけれどその日の昼前に僕の地元地域広域に停電が発生したと情報が入り急遽予定をキャンセルして台風ピーク前日に避難所に入ることを決めました。
確か台風が落ち着いて数時間たってから東北地方などでは河川が氾濫して死者が多数。誰もが大丈夫だと思ったときに起こった想定外の河川氾濫…。
不幸中の幸いで自分のまわりの地域はそう大きな被害はなかったけれど、たとえ何をいわれても誰かや自分の命を守ろうとする早めの積極的な行動は大切だと今も強く思っています。
なぜなら今まで情報でここは大丈夫だとの判断でも想定以上がおきるのが「大災害」なわけだから。
◉ 教訓
多くのデータや分析、そしてそれらの報道。3.11が近づくにつれほんとに毎日たくさんの番組が報道されています。すべては見れないけれど大切なのはもし自分が今度そんな場面に遭遇したらどう行動(口動)したらいいのかにもう一度向き合っていくことだと思っています。
僕は今まで最善とは言えないかもしれないけれど率先避難者のようであったように思うが、有事にはより一層突っ込んだ「率先避難者」でありたいと心からいま思っています。
自分はもちろん避難連鎖の先にいる見知らぬ誰かのために・そして身近な人のために。
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