以前、ライブハウスなど大きめのハコで、コンテンポラリーゴスペルなどヴォーカル専門で活動してた頃に使っていたワイヤレスマイク・ユニット以来、今回新しいマイクを購入して使ってみた様子をレビューしたいと思います。
◆マイクのタイプ
ご存じの方も多いと思いますが、一言でいえばダイナミック・マイクは通常ライブで使用されるお店に一般的に設置されているマイク。一方コンデンサー・マイクは感度がとてもよくいい音で録るレコーディングで使われることが多いマイクで、また特別な電源が別途必要になる。(ミキサーに内臓されている場合も)
◆ダイナミック・マイク
(極めてコンデンサに近い)
私の場合、声を張ったり・音圧でアピールするというよりミックスヴォイスなど繊細な表現を重視するタイプなので、当初ライブ用のコンデンサマイクを探していました。いろいろ調べてみると、今時はライブ用のコンデンサマイクも様々なタイプがあるよう。しかし、ファンタム電源やミキサーセッティングなどお店での使い勝手から、ダイナミックマイクの中で一番コンデンサマイクに近いものをチョイス。
◆SENNHEISER e945
ゼンハイザーというドイツ・メーカーは正直今回比較購入まで知らなかった。今回一緒したバンマスのプロ音楽家や会場のライブSPOT・Gokigenya Garage のオーナーに聞いてみたところ、マイクでは信頼のメーカーでこの型番も最近評判がいいとのこと。
◆バンドライブでの使用
今回一番のターゲットだった前述の世田谷GGでのバンドライブでブラックコンテンポラリーを歌う際に始めて使用してみた。お店の音響・サウンド面はしっかりしたものだったが、7名という比較的大所帯だったことと、音量バランスの問題などから残念ながらその違いや効果はあまり実感できなかった。
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持った感じは少し細めも重量感あり |
◆アコースティックで
しかし、その翌週に他 Music Bar などのアコースティック・弾語り(オープン・マイク)でテストしたところ、評判の通り声の輪郭がはっきりして自分の特徴でもあるミックスヴォイスの高音がキンキンせずよく伸びる!結果、自分の声にマッチしていることを大いに実感できたし、お店のオーナーの評判も上々だった。
定番のShure SM58は単一指向性の扱いやすい安心のマイクで設置店も多い。一方、今回のSENNHEISER e945は【超】単一指向性なので、取扱いがちょっと難しい一面がある。弾き語りなどスタンドマイクでギター・フレットを見たりなど、ちょっとした顔の向きのずれ・マイクの角度など注意・慣れが必要。
◆デザイン・重量・色
ヘッドを含めやや細めも持った感じはずっしりと重い。そして、ヘッドの色がやや紺色っぽい感じは自分のお気に入りポイントだ。その重さは女性が持っても問題ないし、逆にその重量感が安心感・安定感につながる気がした。
◆コスパ
以前使っていたREXER製ワイヤレスマイクユニットはマイクとレシーバーセットで10万ほど。今回は希望小売価格4万円のもので、Amazonで新品を約半額で購入。十分なコストパフォーマンスだと感じた。使用感からはリーズナブルともいえるでしょう。
◆総じて
このマイクはコンデンサ・マイクのような繊細さでブレスの息使いもいい感じでひろうし、高音なども嫌味なく輪郭がはっきりしている。ゆえにピッチほか力量がはっきり試されるが、逆にそれは本番でもいいトレーニングともなる。慣れていけばきっと自分にとってはいい相棒となると強く感じたマイクでした。ライブでは当面持ち歩くことになりそう(^^♪
◆ 年内Shukenの出演予定
⇒ 11月・12月のスケジュールはこちら
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