2018年9月25日火曜日

親切と微笑み Blog Vol.36



今朝の出来事。この話には自分と見知らぬ若い女性二人が登場します。特に一人の女性と私の心の動きに注目して読んでもらえると面白いかもです🍀(オチは期待しないでね🤣

今日は一日新宿で仕事。朝8時頃、町田から新宿行きの小田急快速急行に乗車。普段ピークの移動は避けるのだけど、今日は通勤ラッシュに乗って気分も憂鬱。「満員だぁ・・・。」

最初の駅「新百合ヶ丘」で目の前の座ってた人が降車。「おっ、座れる!」まぁついてると思って座ったところからこのお話が始まります。

すると、となりの寝てた若い女性が5分もしないうちに、頭をもたれかけてきた。もたれかたが半端なく凄い・ヤバい😱

肩にもたれるどころではなく、もう私の首筋にピッタリくっつくくらいだ。悪い気はしないけど、あまりの大胆無防備さに驚いたわ!(この女性は後にまた登場します・・・脇役で^^)

さて、ここからがメインストーリー。目の前にまた20代半ばくらいの別の女性が窮屈そうに立っている。とっても素敵な女性だ。

よく見てみると背中にはディバッグ、そして足元にはビニール袋いっぱいのお土産。そして、片手で吊革を持ち、さらにもう片手には紙袋にお菓子らしきお土産がこれまたいっぱい。

たぶん、休日の旅行土産で、連休明けの今日職場へ持っていって配るんだろうなぁと想像しながら見ていたら、電車は揺れ満員状況が半端なくて、その片手の紙袋お土産袋が人と角のレールに挟まったりで、あぁ、紙の取っ手が破れそう・・・、さらに姿勢も辛そうだ・・・。

「どうぞ、私の膝の上に置いてもらっていいですよ」などと気軽に親切を言いたいところだけど、なぜか恥ずかしくて言葉がでない。

周りの人たちに仰々しい親切に映らないだろうか・・・などと勇気がでない。ん~、情けなくカッコ悪いなぁ俺・・・と思ったり。

しかし、今朝は悪シュウケンではない!意を決して、その女性の腕のあたりをツンとおして、その押した指で自分の膝の上を指差し、つかさず顔を上げ女性の目をみて視線を自分の膝へ落として、一言小声で「どうぞ」と言ってみた。

すると、その女性は私の気持ちと状況を一瞬で理解したようで、躊躇することなく即わたしの膝へお土産いっぱいの紙袋を預け「ありがとうございます。」と優しく微笑んだ。

小さな親切だけどアクションしてよかったと安堵しながら、周りをみてみるとほかの人たちは立ち寝してたりスマホしたりで案外気づかれてない様子で、仰々しい親切の押し売りにならなくてよかったと再び思った。

でも、なぜか恥ずかしくて、その女性とはしばらく目を合わせられず下を向いていた・・・そのとき!

となりの自分の首筋まで頭を持たれかけて爆睡している女性が、「がっくん」となった。普通そうなると、はたと我に返ってもとに姿勢に一度戻りますよね~。

しかし、なんとその女性は何を安心してるのか、がっくんしてもいっこうにもたれかかったまま爆睡して、しばらくしてまた「がっくん」を繰り返すのだわさ(^^;

何か自分もおかしくなってきてうつむきながらそっと微笑んでいたら、何やら視線を感じるんだよね~。見上げたら、荷物を預けたその女性も優しく微笑んでるだわ~。

そんなかんだでそこから新宿までの約20分ほどの間、私と目の前の女性はとなりが「がっくん」するたびに、二人で会話を交わすこともなく、ただ目を合わせて微笑みあう時間が続きました。

新宿に到着すると、となりの「爆睡がっくん首筋まで頭もたれ女」は何事もなかったようにそそくさと先に降車🤣

そして、前の女性は私からお土産の詰まった紙袋を受け取ると、最後に微笑みではなく満面の笑顔で「どうもありがとうございました~(^^♪」と丁寧に挨拶をして、お互い降車してそれぞれの道を行きました🍀

なんといったらいいか、躊躇しながらも思わぬ小さな親切を何とかすることができたことと、そしてそれがきっかけでちょっと愉快なひとときと心に爽やかなそよ風が吹いて、今日一日とってもいい気分で仕事ができましたょ~(^^♪

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